日本の熟練された職人技が光る「アイスクリームスプーン」のオススメ5選

私はアイスクリームが好きだ。

丸みを帯びたフォルム、ぱかっと蓋を開けるときのワクワク感。

もしかして中で溶けてるんじゃ?というドキドキ感。そしてぴやっとクリーミーな舌触り。

時間も季節も関係ない。いやどちらかといえば冬。可能であればこたつ。しかも夜。

(そういえば昔お風呂に持ち込んで食べるという強者の話を思い出した)

そんな至福な時間を肥やしてくれる主役、カップ入りアイスクリームの魅力をさらに魅惑的に引き上げてくれる、助演ツール

「アイスクリームスプーン」

テレビCMで見るようなあの滑らかさを我々の口に運んでくれる画期的アイテムを紹介したい。

アイスクリームスプーンとは

その名の通りスプーンの一種であり、アイスクリーム専用として作られた。

冷えすぎて固くなってしまったアイスクリームも熱伝導で溶かしてすくうことができる。

きっかけは、建築家であり生活のプロダクトデザイナーでもある寺田尚樹氏が、鋳物を作って71年の時計メーカーのタカタレムノス(富山県高岡市)から「アルミニウムを鋳造して何か提案してほしい」という依頼を受けて設計した。

 

オススメアイスクリームスプーン5選

はじめのアイスクリームスプーンが発売されてから4年、今日では種類も多く出回るようになったらしい。

今回はその中でオススメのアイスクリームスプーンを5つ紹介したい。

 

Lemnos 15.0% アイスクリームスプーン 

特徴

初代アイスクリームスプーン。アルミニウムを素材とし、重さやスプーンを握り具合など、細部にまでこだわっている。

デザインはアイスクリームに応じてバニラ・チョコ・ストロベリーの3パターンも展開。

最近では専用ストラップを開発し、鞄にさげて持ち歩きが可能なスプーンも製作した。

ちなみに15.%というブランド名は、「乳固形分15.0%以上」という日本の成分規格からとったものだという。

価格

3240円

 

Todai 固いアイスもすくいやすい アルミ アイススプーン

特徴

「磨き屋シンジケート」と呼ばれる、新潟県燕市の金属加工業者数十社からなる金属研磨のスペシャリスト集団と、業務用カトラリー専門の株式会社トーダイが共同で開発したスプーン。

アイスクリームの最後までおいしく食べられるようにと、スプーン先に傾斜をつけ、カップの底に溜まるアイスクリームもすくえるよう工夫が施されている。

素材はLemnos 15.0%同様、アルミニウム。

価格

972円

 

パール金属 アルミアイスクリームスプーン

特徴

新潟県三条市にある、調理器具やキッチン小物、カトラリー製品などを製作している企業が開発した。

材質は上記2社と同様のアルミニウム。

価格

647円

 

柳宗理 アイスクリームスプーン 日本製

特徴

上記3つとは異なり、アイスクリームスプーンでは珍しいステンレス製のスプーン。そのため傷がつきにくい。

くぼみが浅く作られており、アイスクリームのみでなく赤ちゃんの離乳食用としても愛用されている。

価格もリーズナブルだ。

価格

486円

 

COPPER the cutlery アイスクリームスプーン

特徴

株式会社Todai同様、新潟県燕市に所在を置くブランド。ただしアイスクリームとバターナイフのみの製作ブランドである。

材質はなんと銅100%。金属の中でも熱伝導率が高い銀に続く銅に目を付け、銅という素材の特徴を生かし切った、上質なカトラリー。

さらに配色は上品さが漂う金・銀の2色展開。

価格

2905円

番外編

カップ入りアイスクリームカップホルダー「HappyIceCream」

新潟県燕市にあるSUS Gallaryというブランドが開発した、カップ入りアイスクリーム専用のアイスクリームカップホルダー。

チタン製で真空二重構造になっており、外は冷たくなりにくいため持ちやすく、内側は溶けにくいので美味しい状態を長く保つことができる優れもの。まさにアイスクリームのいいとこどり。

専用のチタン製スプーンも付属になっている。

価格

5000円

まとめ

少しのきっかけで職人同士の化学反応が生まれ、「アイスクリームスプーン」という新しいジャンルのカトラリーが生まれた。人間のひらめきとは無限大である。そして何よりすごいのは、これらがすべて「made in Japan」ということ。これほどの技術力に溢れた職人達がここ日本にいるとに心を打たれる。世界に誇る日本の職人の方々に感謝を抱きながら、お気に入りのアイスクリームを今夜も堪能したい。

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